結論:中山芝1200mは「内の好位」で決まるコース
- 平均勝ちタイム1分8秒3はJRAの芝1200mでいちばん速い部類
- それでも4角先頭の勝率は18.8%どまりで、ゴール前の高低差2.2mの急坂が効く
- 数字が厚いのは4角2〜4番手で、勝率12.3%・複勝率37.3%・単勝回収率112%
- 4角10番手以下は複勝率3.3%で、急坂のある直線でも差しは届かない
- 出馬表で見るのは前走の4コーナー通過順で、4番手以内なら複勝率30.5%
- 中山芝1200mのコースの特徴|2コーナー出口から下り続ける
- 中山芝1200mの枠順は内が強い|ただし1〜2枠は妙味が薄い
- 中山芝1200mの脚質は4角2〜4番手が中心|10番手以下は複勝率3.3%
- 中山芝1200mの上がりの傾向|最速の脚より34秒台で押し切る形
- 中山芝1200mで買える種牡馬|ビッグアーサーとミッキーアイルが7勝
- 中山芝1200mの母父はDubawiの複勝率45.5%が目を引く
- 中山芝1200mは前走関西芝組が走る|前走ダートは奮わない
- 中山芝1200mの性別|牝馬は内枠なら牡馬を上回る
- 中山芝1200mの年齢別成績|4歳が勝率10.5%で最上位
- 中山芝1200mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
- 中山芝1200mの騎手成績|戸崎圭太騎手が14勝
- 中山芝1200mの人気別信頼度|前走1番人気だった馬が強い
- 中山芝1200mの消し条件
- まとめ:中山芝1200mは前走の4コーナー通過順から見る
中山芝1200mのコースの特徴|2コーナー出口から下り続ける
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 使用コース | 外回り(1周1,839.7m) |
| 直線 | 310m |
| 高低差 | 5.3m(JRAの10場で最大) |
| ゴール前の坂 | 約110mで約2.2mを上る急坂 |
| スタート | 2コーナーを回りきった向正面/最初のコーナーまで約250m |
| スタート後の勾配 | 4コーナーまで約4.4mの下り |
| 平均頭数 | 14.2頭 |
| 平均勝ちタイム | 1:08.3 |
| 勝ち馬の平均上り3F | 34.1秒 |
| 4角先頭の勝率 | 18.8% |
スタートは2コーナーを回りきって向正面に入ったところで、最初のコーナーまで約250mです。
三角形に近い形の外回りコースを使うので、3コーナーの角度はほとんどありません。
そのうえスタート直後から4コーナーまで約4.4m下り続けるので、加速が止まりません。
平均勝ちタイム1分8秒3は、JRAで芝1200m戦が組まれている競馬場のなかでいちばん速い部類になります。
ところが直線は310mしかなく、そこに約110mで2.2mを上る急坂が待っています。
下って作った速度を、最後の坂でもう一度作り直せるかどうかが問われる形です。
速い時計が出るのに4角先頭の勝率は18.8%どまりという、ちぐはぐな数字の理由がここにあります。
同じ芝1200mでも阪神は34.6%、函館は30.8%あるので、中山は逃げ馬が最後に捕まりやすいほうです。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 101-101-102-1118/1422 | 7.1% | 14.2% | 21.4% | 64% | 72% |
コース全体の単勝回収率は64%、複勝回収率は72%です。
1番人気の勝率は29.0%で、本命が順当に収まりきらないケースが多いコースです。
平均14.2頭と頭数が揃いやすいうえに、下り坂で隊列が忙しくなることも効いているのかなと。
本記事の回収率の見方
単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。
そこで本記事では、目立つ数字について「最も高い配当を1走ぶん除いた回収率」も併せて確認しています。
1本の大穴に支えられているだけの数字は、そのまま載せたうえでその旨を注記しています。
中山芝1200mの枠順は内が強い|ただし1〜2枠は妙味が薄い
| 枠 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 | 勝ち馬の平均単勝配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠 | 27-26-22-234/309 | 8.7% | 24.3% | 44% | 73% | 507円 |
| 3〜4枠 | 27-26-32-259/344 | 7.8% | 24.7% | 86% | 77% | 1,096円 |
| 5〜6枠 | 22-24-21-306/373 | 5.9% | 18.0% | 59% | 57% | 994円 |
| 7〜8枠 | 25-25-27-319/396 | 6.3% | 19.4% | 67% | 79% | 1,062円 |
複勝率で見ると1〜4枠が24%台、5〜8枠が18〜19%台と、内と外ではっきり分かれます。
最初のコーナーまで約250mで、しかも下りながら入っていく形です。
外の馬が位置を取りにいくと、そのぶん脚を使ってしまうので、内の利がそのまま残りやすいケースが多くなります。
ただし、内枠が有利という見立てはすでに人気のほうに織り込まれています。
1〜2枠の勝ち馬の平均単勝配当は507円で、勝ち馬の人気は中央値で1番人気です。
3〜4枠になると同じ平均単勝配当が1,096円、勝ち馬の人気は中央値3番人気まで下がります。
結果として、いちばん走っている1〜2枠の単勝回収率が44%まで沈むという逆転が起きています。
| 枠 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 15-10-12-114/151 | 9.9% | 24.5% | 44% | 84% |
| 2枠 | 12-16-10-120/158 | 7.6% | 24.1% | 45% | 63% |
| 3枠 | 19-9-14-125/167 | 11.4% | 25.1% | 144% | 81% |
| 4枠 | 8-17-18-134/177 | 4.5% | 24.3% | 31% | 73% |
| 5枠 | 12-15-13-142/182 | 6.6% | 22.0% | 68% | 70% |
| 6枠 | 10-9-8-164/191 | 5.2% | 14.1% | 50% | 44% |
| 7枠 | 15-16-14-155/200 | 7.5% | 22.5% | 71% | 72% |
| 8枠 | 10-9-13-164/196 | 5.1% | 16.3% | 62% | 87% |
1枠ずつに割ると、内の中でも扱いが分かれます。
3枠は勝率11.4%で最上位、単勝回収率も144%と、走るうえに配当まで残ります。
勝ち馬の人気は中央値4番人気で、1枠・2枠の1番人気とは景色が違います。
1枠は勝率9.9%と走っているのですが、それが分かりやすいぶん単勝回収率は44%にとどまります。
ひとつ外の3枠は、内の利を残したまま人気の集中を免れている位置なのかなと。
逆に6枠と8枠は複勝率14〜16%台まで落ちるので、外を引いたら位置取りを先に確かめたいところです。
※3枠の単勝回収率144%は、最高配当を1本除いても110%を保ちます。
※19勝が19頭に分かれているので、特定の馬に支えられた数字ではありません。
※隣の4枠は複勝率24.3%と平常どおりなので、3枠だけを特別扱いしすぎないほうが安全です。
中山芝1200mの脚質は4角2〜4番手が中心|10番手以下は複勝率3.3%
| 4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角1番手(逃げ) | 19-23-10-49/101 | 18.8% | 51.5% | 193% | 188% |
| 4角2〜4番手 | 45-42-50-230/367 | 12.3% | 37.3% | 112% | 110% |
| 4角5〜9番手 | 34-33-33-395/495 | 6.9% | 20.2% | 57% | 67% |
| 4角10番手以下 | 3-3-9-444/459 | 0.7% | 3.3% | 6% | 20% |
この表で使っているのは4コーナーの通過順で、レースが終わるまで確定しない数字です。
出馬表の段階では分かりませんが、このコースがどういう競馬で決まっているかはよく見えます。
4角10番手以下から3着以内に入るのは3.3%しかありません。
ゴール前に急坂があるので前が止まりそうに見えますが、後ろからではまず間に合わないコースです。
下りでペースが上がるぶん、後方の馬も同じだけ脚を使わされているという理解でよさそうです。
かといって逃げ切れるわけでもなく、4角先頭に立った馬でも勝率18.8%です。
数字がいちばん厚いのは4角2〜4番手で、勝率12.3%・複勝率37.3%・単勝回収率112%です。
坂の手前まで脚を残せて、なおかつ前を射程に入れている位置というのが、この舞台の答えなのかなと。
※4角1番手の193%は、最高配当を1本除くと144%です。
※4角2〜4番手の112%は同99%、複勝回収率110%は同107%で、こちらは1本に頼っていません。
| 前走4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走逃げ(1番手) | 10-12-11-80/113 | 8.8% | 29.2% | 116% | 76% |
| 前走先行(2〜4番手) | 37-43-34-255/369 | 10.0% | 30.9% | 73% | 93% |
| 前走中団(5〜9番手) | 31-19-23-332/405 | 7.7% | 18.0% | 54% | 66% |
| 前走後方(10番手以下) | 9-12-22-286/329 | 2.7% | 13.1% | 31% | 62% |
| 前走4角4番手以内 | 47-55-45-335/482 | 9.8% | 30.5% | 83% | 89% |
こちらは前走の4コーナー通過順なので、出馬表と競馬新聞の段階で確認できます。
前走で4番手以内にいた馬は複勝率30.5%、10番手以下だった馬は13.1%です。
4角の位置がそのまま結果に出るコースなので、その代わりのものさしとして素直に効きます。
前走の逃げは単勝回収率116%と数字が出ていますが、こちらは1本の高配当に寄っています。
相手が変わればハナを切れるとは限らないので、前走の逃げそのものを買い材料にしないほうが無難です。
見たいのは前走先行(2〜4番手)の複勝率30.9%・複勝回収率93%のほうで、こちらは安定しています。
※前走逃げの116%は、最高配当を1本除くと73%まで下がります。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走逃げ(1番手)×1〜2枠 | 5-4-4-11/24 | 20.8% | 54.2% | 82% | 123% |
| 前走逃げ(1番手)×3〜6枠 | 3-7-5-45/60 | 5.0% | 25.0% | 99% | 62% |
| 前走逃げ(1番手)×7〜8枠 | 2-1-2-24/29 | 6.9% | 17.2% | 180% | 66% |
| 前走先行(2〜4番手)×1〜2枠 | 13-11-7-52/83 | 15.7% | 37.3% | 66% | 95% |
| 前走先行(2〜4番手)×3〜6枠 | 16-21-16-135/188 | 8.5% | 28.2% | 78% | 82% |
| 前走先行(2〜4番手)×7〜8枠 | 8-11-11-68/98 | 8.2% | 30.6% | 67% | 111% |
| 前走中団(5〜9番手)×1〜2枠 | 4-3-5-75/87 | 4.6% | 13.8% | 27% | 35% |
| 前走中団(5〜9番手)×3〜6枠 | 16-10-11-163/200 | 8.0% | 18.5% | 43% | 60% |
| 前走中団(5〜9番手)×7〜8枠 | 11-6-7-94/118 | 9.3% | 20.3% | 94% | 98% |
| 前走後方(10番手以下)×1〜2枠 | 2-3-3-59/67 | 3.0% | 11.9% | 43% | 95% |
| 前走後方(10番手以下)×3〜6枠 | 5-5-17-139/166 | 3.0% | 16.3% | 27% | 61% |
| 前走後方(10番手以下)×7〜8枠 | 2-4-2-88/96 | 2.1% | 8.3% | 29% | 40% |
枠と前走の位置を掛け合わせると、内枠の意味がはっきりします。
前走先行×1〜2枠が勝率15.7%・複勝率37.3%で、これがこのコースのいちばん強い形です。
ところが同じ1〜2枠でも、前走中団だった馬は勝率4.6%・複勝率13.8%まで落ちます。
内を引いただけでは足りず、そこから前に付けられるかどうかで結果が正反対になるということです。
前走後方だった馬は、どの枠に入っても複勝率8〜16%台にとどまります。
一方で前走先行なら7〜8枠でも複勝率30.6%・複勝回収率111%あるので、外枠でも割り引きすぎる必要はありません。
※前走で逃げていた馬はどの枠も24〜60走とサンプルが薄いので、参考値として見てください。
※前走逃げ×7〜8枠の180%は、最高配当を1本除くと8%まで落ちます。
※前走先行×7〜8枠の複勝回収率111%は、除外後も96%を保ちます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走1〜3着 | 46-39-31-228/344 | 13.4% | 33.7% | 70% | 73% |
| 前走4〜6着 | 23-20-28-172/243 | 9.5% | 29.2% | 86% | 87% |
| 前走7着以下 | 18-27-31-549/625 | 2.9% | 12.2% | 44% | 70% |
| 前走4〜6着×前走4角4番手以内 | 11-11-16-57/95 | 11.6% | 40.0% | 145% | 139% |
前走の着順だけを見ると、1〜3着だった馬が勝率13.4%でいちばん走ります。
ただし単勝回収率は70%で、順当な数字は順当なオッズになります。
ここに前走の位置を重ねると景色が変わります。
前走で4角4番手以内にいて、それでも4〜6着に負けていた馬は複勝率40.0%です。
単勝回収率145%・複勝回収率139%と、配当のほうも残ります。
前に付けたのに勝ち切れなかった馬は、次走で人気を落としやすいところがあります。
それでもこのコースでは位置を取れること自体が武器になるので、評価が戻る前の一戦に価値が出るのかなと。
※前走4〜6着×前走4角4番手以内の145%は、最高配当を1本除くと94%まで下がります。
※複勝回収率139%のほうは除外後も124%を保ち、勝ち星は11頭に分かれています。
※単勝で押すより、複勝やワイド、3連系の軸として扱うほうが噛み合います。
中山芝1200mの上がりの傾向|最速の脚より34秒台で押し切る形
| 上り3F | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 上り3F33.4秒以内 | 14-18-11-99/142 | 9.9% | 30.3% | 89% | 101% |
| 上り3F33.5〜34.4秒 | 61-42-46-419/568 | 10.7% | 26.2% | 101% | 92% |
| 上り3F34.5秒以上 | 26-41-45-600/712 | 3.7% | 15.7% | 31% | 49% |
勝ち馬の平均上り3Fは34.1秒です。
上がりが34.5秒以上かかった時点で勝率3.7%まで落ちるので、最低限の脚は要ります。
ただし33.4秒以内の最速級と、33.5〜34.4秒の層で勝率はほとんど変わりません。
坂を上りきってからゴールまでが短いので、鋭い脚を長く使う必要がないという形です。
| 前走上がり | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走上がり1位 | 10-6-11-74/101 | 9.9% | 26.7% | 68% | 61% |
| 前走上がり2〜3位 | 21-16-25-183/245 | 8.6% | 25.3% | 51% | 72% |
| 前走上がり4〜6位 | 31-35-29-287/382 | 8.1% | 24.9% | 57% | 78% |
| 前走上がり7位以下 | 25-29-25-405/484 | 5.2% | 16.3% | 64% | 75% |
前走の上がり順位で見ると、1位から4〜6位までが勝率8〜9%台で横並びです。
回収率も51〜68%の狭い範囲に収まっていて、順位そのものに情報がほとんど残っていません。
前走で目立つ末脚を使ったかどうかは、この舞台ではあまり効かないという整理でよさそうです。
同じ前走の情報でも、上がりより4コーナーの通過順を見たいところです。
中山芝1200mで買える種牡馬|ビッグアーサーとミッキーアイルが7勝
勝ち星が最も多いのはビッグアーサー産駒とミッキーアイル産駒で、それぞれ7勝です。
ビッグアーサーは高松宮記念、ミッキーアイルはNHKマイルカップとマイルチャンピオンシップを勝った馬になります。
どちらも前に付けて運ぶ競馬が持ち味で、その形が産駒にも出ています。
ミッキーアイル産駒は勝率13.2%・複勝率32.1%と、コース全体をはっきり上回ります。
下りで加速がつく形は、この血統のスピードが活きやすいところなのかなと。
出走数トップはロードカナロア産駒ですが、こちらは単勝回収率30%で妙味の面は厳しくなります。
短距離の主流血統として買われやすい立場なので、そのぶんオッズが甘くなりません。
勝率14.7%で最上位はモーリス産駒ですが、34走とまだサンプルが薄いところです。
イスラボニータ産駒は2勝どまりながら複勝率28.1%・複勝回収率120%で、3着内に押さえておく形が向きます。
※イスラボニータ産駒の複勝回収率120%は、最高配当を1本除くと83%まで下がります。
※表には入りませんが、タリスマニック産駒が11走で3勝と目を引きます。
※サンプルがさらに集まり次第、更新のたびに追いかけていきたいと思います。
中山芝1200mの母父はDubawiの複勝率45.5%が目を引く
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 母父:ディープインパクト | 7-7-6-56/76 | 9.2% | 26.3% | 60% | 78% |
| 母父:ダイワメジャー | 4-5-5-57/71 | 5.6% | 19.7% | 101% | 128% |
| 母父:サクラバクシンオー | 3-5-2-29/39 | 7.7% | 25.6% | 16% | 48% |
| 母父:Dubawi | 3-3-4-12/22 | 13.6% | 45.5% | 97% | 99% |
| 母父:キングカメハメハ | 2-2-3-29/36 | 5.6% | 19.4% | 21% | 41% |
母父の並びはディープインパクトとダイワメジャーが数の上位です。
ダイワメジャーは勝率5.6%と勝ち切れないぶん、単勝回収率101%・複勝回収率128%まで数字が伸びます。
ただしどちらも1本の高配当に寄っているので、そのまま買い材料にはできません。
目を引くのは母父Dubawiの複勝率45.5%で、勝ち星が3頭に分かれている点も好材料です。
欧州の一流種牡馬を母父に持つ組で、坂を上りきってからも止まらない馬が出ています。
22走とサンプルは薄いので、現時点では血統の背景として押さえる程度にとどめます。
一方で母父サクラバクシンオーは短距離の看板どおりに走るぶん、単勝回収率16%まで沈みます。
※母父ダイワメジャーの単勝回収率101%は、最高配当を1本除くと20%まで落ちます。
※複勝回収率128%も除外後73%で、こちらも1本依存の数字です。
※母父アドマイヤムーンも19走で3勝と好成績ですが、こちらもサンプル待ちです。
中山芝1200mは前走関西芝組が走る|前走ダートは奮わない
| 前走 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走も中山芝1200m | 22-22-24-210/278 | 7.9% | 24.5% | 37% | 57% |
| 前走中山芝 | 23-26-24-231/304 | 7.6% | 24.0% | 35% | 54% |
| 前走東京芝 | 8-5-9-79/101 | 7.9% | 21.8% | 53% | 60% |
| 前走関西芝 | 20-13-13-131/177 | 11.3% | 26.0% | 112% | 88% |
| 前走ローカル芝 | 34-37-38-428/537 | 6.3% | 20.3% | 66% | 76% |
| 前走ダート | 2-6-6-85/99 | 2.0% | 14.1% | 9% | 110% |
前走も同じ中山芝1200mだった馬は複勝率24.5%と走りますが、単勝回収率は37%です。
コース実績が分かりやすい買い材料になるので、そのまま人気に反映されてしまいます。
数字が伸びるのは前走が阪神・京都の芝だった組で、勝率11.3%・単勝回収率112%です。
関東の短距離に西から乗り込んでくるのは、目標を決めて使ってきているケースが多くなります。
そこが人気に反映されきらないのかなと。
前走ダートからの芝替わりは勝率2.0%・複勝率14.1%で、こちらは手が出しづらいところです。
※前走関西芝の112%は、最高配当を1本除くと90%まで下がります。
※20勝が20頭に分かれているので、勝率と複勝率のほうは信頼できます。
※前走ダートの複勝回収率110%は1本の高配当によるもので、除外すると67%です。
| 距離変更 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 距離短縮 | 18-18-19-231/286 | 6.3% | 19.2% | 41% | 71% |
| 同距離 | 67-63-68-674/872 | 7.7% | 22.7% | 65% | 73% |
| 距離延長 | 2-6-3-50/61 | 3.3% | 18.0% | 69% | 103% |
前走も1200mだった馬が勝率7.7%でいちばん安定します。
距離短縮は単勝回収率41%で、短縮ローテそのものに妙味はありません。
下りで一気に加速する形なので、長い距離を使っていた馬は追走で置かれやすいところがあります。
短縮の馬を買うなら、前走の位置取りを重ねて確かめたいところです。
※距離延長は61走しかなく、複勝回収率103%も1本の高配当によるものです。
※1200mより短い芝の番組そのものが少ないので、この行は参考程度に見てください。
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連闘〜中2週 | 17-25-21-219/282 | 6.0% | 22.3% | 58% | 81% |
| 中3〜5週 | 30-24-29-276/359 | 8.4% | 23.1% | 78% | 64% |
| 中6週〜3か月 | 32-32-30-318/412 | 7.8% | 22.8% | 47% | 85% |
| 3か月超 | 8-6-10-142/166 | 4.8% | 14.5% | 52% | 55% |
3か月を超える休み明けだけが複勝率14.5%とはっきり落ちます。
テンから速い流れに置かれずについていく必要があるので、実戦の勘が要る舞台です。
それ以外の間隔なら、詰まっていても空いていても扱いを変える必要はなさそうです。
中山芝1200mの性別|牝馬は内枠なら牡馬を上回る
| 性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬(セン馬含む) | 53-56-55-556/720 | 7.4% | 22.8% | 69% | 65% |
| 牝馬 | 48-45-47-562/702 | 6.8% | 19.9% | 60% | 79% |
| 牡馬(セン馬含む)×1〜3枠 | 17-19-15-176/227 | 7.5% | 22.5% | 57% | 54% |
| 牝馬×1〜3枠 | 29-16-21-183/249 | 11.6% | 26.5% | 99% | 96% |
| 牡馬(セン馬含む)×6〜8枠 | 20-19-19-239/297 | 6.7% | 19.5% | 75% | 57% |
| 牝馬×6〜8枠 | 15-15-16-244/290 | 5.2% | 15.9% | 47% | 78% |
全体では牡馬が勝率7.4%、牝馬が6.8%で、大きな差はありません。
ところが枠で割ると、性別の見え方がはっきり変わります。
牝馬は1〜3枠だと勝率11.6%・単勝回収率99%まで上がります。
同じ内枠の牡馬が勝率7.5%・単勝回収率57%ですから、逆転しています。
そして牝馬の6〜8枠は勝率5.2%・単勝回収率47%まで落ちます。
下りで速くなった流れの中を、外から押し上げていく形は牝馬には厳しくなります。
逆に内でロスなく運べるなら、この距離では牡馬相手でも見劣りしないという読みができます。
牝馬を評価するときは性別より先に、どの枠を引いたかを見たいところです。
※牝馬×1〜3枠の単勝回収率99%は、最高配当を1本除くと76%です。
※29勝が24頭に分かれているので、勝率のほうは信頼できます。
※集計期間中、このコースでの牝馬限定戦の施行はありません。
中山芝1200mの年齢別成績|4歳が勝率10.5%で最上位
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 29-29-29-320/407 | 7.1% | 21.4% | 81% | 56% |
| 3歳 | 24-21-24-182/251 | 9.6% | 27.5% | 46% | 59% |
| 4歳 | 29-28-18-200/275 | 10.5% | 27.3% | 75% | 101% |
| 5歳 | 11-17-15-214/257 | 4.3% | 16.7% | 56% | 85% |
| 6歳以上 | 8-6-16-202/232 | 3.4% | 12.9% | 53% | 62% |
| 4歳×前走4角4番手以内 | 13-14-8-75/110 | 11.8% | 31.8% | 87% | 91% |
4歳が勝率10.5%・複勝回収率101%で頭ひとつ抜けます。
ここに前走で4角4番手以内という条件を重ねると、複勝率31.8%まで上がります。
3歳も勝率9.6%あるので、上の世代を相手にしても割り引く必要はありません。
一方で5歳が勝率4.3%、6歳以上が3.4%と落ちます。
下りでの加速についていけるかどうかが問われる舞台なので、衰えがそのまま出やすいのかなと。
※2歳の単勝回収率81%は、最高配当を1本除くと67%です。
※4歳の複勝回収率101%は除外後87%で、大きくは崩れません。
中山芝1200mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
| クラス | 良 | 稍重 | 重 |
|---|---|---|---|
| 新馬 | 1:09.5 | - | - |
| 未勝利 | 1:09.1 | 1:09.8 | - |
| 1勝クラス | 1:08.0 | 1:09.2 | 1:09.7 |
| 2勝クラス | 1:08.0 | 1:08.7 | - |
| 3勝クラス | 1:07.7 | 1:09.0 | - |
| リステッド | 1:07.4 | 1:08.0 | - |
| オープン特別 | 1:07.6 | 1:08.9 | - |
| G3 | 1:07.0 | 1:08.0 | - |
| G1 | 1:07.3 | - | - |
新馬と未勝利は1分9秒台、1勝クラスから上は1分8秒台前半から1分7秒台です。
未勝利から1勝クラスに上がるところで1秒以上詰まるのが、このコースの目安になります。
重賞は良馬場で1分7秒0から1分7秒3の範囲におさまっています。
1200m戦としてはかなり速い部類の決着になります。
※重の施行は1勝クラスの4鞍のみで、不良の施行はありません。
※稍重と重のマスは参考値として見てください。
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 86-86-87-976/1235 | 7.0% | 21.0% | 65% | 72% |
| 稍重 | 11-11-11-103/136 | 8.1% | 24.3% | 63% | 66% |
| 重 | 4-4-4-39/51 | 7.8% | 23.5% | 62% | 67% |
| 不良 | 0-0-0-0/0 | - | - | - | - |
良・稍重・重で成績はほとんど動きません。
芝の道悪は時計がかかって力の要る馬場になりますが、この距離では影響が出きらないという形です。
不良の施行がないので、深く渋ったときの傾向はまだ語れません。
※不良のデータがたまり次第、更新の際に触れていきたいと思います。
中山芝1200mの騎手成績|戸崎圭太騎手が14勝
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 戸崎圭太 | 14-3-6-37/60 | 23.3% | 38.3% | 96% | 76% |
| 横山武史 | 9-7-10-36/62 | 14.5% | 41.9% | 54% | 86% |
| 菅原明良 | 5-5-5-41/56 | 8.9% | 26.8% | 36% | 67% |
| マーカンド | 5-2-1-15/23 | 21.7% | 34.8% | 112% | 61% |
| 丹内祐次 | 4-3-5-42/54 | 7.4% | 22.2% | 78% | 52% |
戸崎圭太騎手が14勝で頭ひとつ抜けています。
勝率23.3%に対して単勝回収率96%なので、信頼度のわりに配当も残るところです。
横山武史騎手は複勝率41.9%で、崩れにくさなら随一になります。
ただし単勝回収率54%なので、複勝やワイド、3連系の軸として使う形が噛み合います。
マーカンド騎手は23鞍で5勝と、短期免許での騎乗が集中する時期は無視できません。
※マーカンド騎手の112%は、最高配当を1本除くと68%まで下がります。
※5番手に一歩届かなかった三浦皇成騎手は、38鞍で4勝・単勝回収率311%です。
※こちらは1本の高配当が大きく、除外すると162%になります。
中山芝1200mの人気別信頼度|前走1番人気だった馬が強い
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 29-14-16-41/100 | 29.0% | 59.0% | 75% | 81% |
| 2〜3番人気 | 28-30-28-116/202 | 13.9% | 42.6% | 63% | 76% |
| 4〜6番人気 | 27-33-26-217/303 | 8.9% | 28.4% | 81% | 79% |
| 7番人気以下 | 17-24-32-744/817 | 2.1% | 8.9% | 57% | 67% |
この表の人気は当日のオッズで決まるので、出馬表の段階では確定しません。
1番人気をどこまで信頼できるかを確認するための参考情報として見てください。
1番人気の勝率29.0%は、芝1200m戦が組まれている競馬場のなかでいちばん低い水準です。
それでいて4〜6番人気の単勝回収率が81%と、本命より高くなっています。
頭数が揃い、下り坂で隊列が忙しくなるので、本命の思いどおりに運べないケースが多いのかなと。
| 前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走1番人気 | 28-15-10-57/110 | 25.5% | 48.2% | 185% | 102% |
| 前走2〜3番人気 | 20-25-23-132/200 | 10.0% | 34.0% | 50% | 74% |
| 前走4〜6番人気 | 19-19-25-192/255 | 7.5% | 24.7% | 61% | 78% |
| 前走7番人気以下 | 20-27-32-572/651 | 3.1% | 12.1% | 41% | 67% |
出馬表の段階で使えるのは、当日の人気ではなく前走の人気のほうです。
前走で1番人気に支持されていた馬は勝率25.5%・単勝回収率185%になります。
勝率は当日の1番人気の29.0%に近い水準なのに、配当のほうははるかに残ります。
前走で1番人気に支持されるだけの評価があった馬でも、一度負ければ次走では人気を落とします。
このコースは本命が順当に運べないケースが多いので、その敗戦がそのまま力量差とは限りません。
28勝が24頭に分かれているので、特定の馬に支えられた数字でもありません。
逆に前走7番人気以下だった馬は複勝率12.1%までしか届きません。
※前走1番人気の185%は、最高配当を1本除いても141%を保ちます。
※複勝回収率102%も除外後91%で、こちらはほぼ元が取れる水準です。
※さらに前走4着以下に絞ると単勝回収率379%まで伸びますが、こちらは39走とサンプルが薄いところです。
中山芝1200mの消し条件
出馬表の段階で判定できる「消し」をまとめます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走後方(10番手以下)×前走7着以下 | 5-7-12-226/250 | 2.0% | 9.6% | 24% | 60% |
| 前走ダート | 2-6-6-85/99 | 2.0% | 14.1% | 9% | 110% |
| 6歳以上×前走後方(10番手以下) | 2-1-5-89/97 | 2.1% | 8.2% | 28% | 40% |
| 前走中団(5〜9番手)×1〜2枠 | 4-3-5-75/87 | 4.6% | 13.8% | 27% | 35% |
| 前走7番人気以下 | 20-27-32-572/651 | 3.1% | 12.1% | 41% | 67% |
| 6歳以上 | 8-6-16-202/232 | 3.4% | 12.9% | 53% | 62% |
| 3か月超 | 8-6-10-142/166 | 4.8% | 14.5% | 52% | 55% |
最も強い消しは前走で後方のまま7着以下に沈んでいた馬で、複勝率9.6%です。
位置も取れず着順もついてこなかったという前走は、このコースでは巻き返しにつながりません。
前走ダートからの芝替わりも勝率2.0%で、下りで作った速度についていけないケースが多くなります。
年齢と前走の位置が重なると、さらに厳しくなります。
6歳以上で前走10番手以下だった馬は複勝率8.2%です。
見落としやすいのが、前走中団だった馬の1〜2枠で、複勝率13.8%・単勝回収率27%です。
内枠を引いたことで少し買われるのに、前に付けられなければ包まれて終わる形になります。
枠の良さだけで評価を上げないようにしたいところです。
※前走ダートの複勝回収率110%は1本の高配当によるもので、除外すると67%です。
※3か月超の休み明けは、前走で4角4番手以内だった馬に絞っても複勝率14.1%で持ち直しません。
※位置取りの良さでは補えない条件、という理解でよさそうです。
まとめ:中山芝1200mは前走の4コーナー通過順から見る
中山芝1200mはこういうコース
- 平均勝ちタイム1:08.3はJRAの芝1200mでいちばん速い部類です
- スタートから4コーナーまで約4.4m下り続けるのが理由です
- それでも4角先頭の勝率は18.8%どまりで、ゴール前の急坂が効きます
- かといって4角10番手以下の複勝率は3.3%しかありません
- 数字が厚いのは4角2〜4番手で、勝率12.3%・単勝回収率112%です
- 通過順は出馬表では分からないので、前走の4コーナー通過順を代わりに見ます
- 前走4角4番手以内は複勝率30.5%、10番手以下は13.1%です
- 枠は内が強く、複勝率は1〜4枠が24%台、5〜8枠が18〜19%台です
- ただし1〜2枠は単勝回収率44%で、内枠有利は人気に織り込み済みです
- 妙味が残るのは3〜4枠で、単勝回収率86%・勝ち馬の平均単勝配当1,096円です
- 牝馬は1〜3枠なら勝率11.6%で、牡馬の7.5%を上回ります
- 種牡馬はビッグアーサーとミッキーアイルが7勝で並びます
- 前走人気では前走1番人気が勝率25.5%・単勝回収率185%です
- 前走後方・前走ダート・6歳以上・3か月超はいずれも割引です
急坂があるから最後は差しが決まる、というイメージのままだと後ろからの馬を買ってしまいがちなコースです。
実際には4角10番手以下から3着以内に入るのは3%台しかありません。
確認するのは前走で4コーナーを何番手で回っていたかと、内めの枠を引けたかの2つです。
そのうえで1〜2枠は人気を確かめる、という順番にすると検討する馬がかなり絞れます。
データは開催のたびに動くので、傾向に変化があればそのつど更新していきます。
予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.9.9〜2026.4.18、中山芝1200m・JRA平地)




コメント