皐月賞・大阪杯を勝った中距離馬の産駒ですが、実際に最も走るのは芝1200m以下(勝率11.5%・複勝回収率106%)。イメージとのズレがそのまま妙味になります。
1勝クラスとダートの牡馬も買い。人気馬は信頼でき、1番人気は複勝率75.0%。逆に芝の距離延長は勝率1.2%で消しです。
アルアイン産駒の成績と全体像|ベタ買いでは買えない
| 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 52-69-55-783/959 | 5.4% | 12.6% | 18.4% | 74% | 65% |
まず前提として、全体では単勝回収率74%・複勝回収率65%。手広く買って妙味が出る種牡馬ではありません。条件を絞り込んでこそ価値が出るタイプです。
そして絞り込みの入口が、多くの人が思っているのとは逆方向にあります。
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝 | 37-55-41-513/646 | 5.7% | 20.6% | 52% | 70% |
| ダート | 15-14-14-270/313 | 4.8% | 13.7% | 120% | 54% |
出走数は芝が2倍以上ですが、単勝回収率はダートのほうが高いという結果です。3着内に来る確率は芝が上なので、芝は複勝・ダートは単勝という住み分けになります。
アルアイン産駒の距離適性|芝は1200m以下が突出
| 距離帯 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝1200m以下 | 15-12-14-90/131 | 11.5% | 31.3% | 114% | 106% |
| 芝1400〜1600m | 6-17-9-155/187 | 3.2% | 17.1% | 23% | 71% |
| 芝1600〜1800m | 12-19-16-205/252 | 4.8% | 18.7% | 41% | 59% |
| 芝1800〜2000m | 15-21-15-227/278 | 5.4% | 18.3% | 48% | 53% |
| 芝2000〜2200m | 6-16-7-138/167 | 3.6% | 17.4% | 35% | 55% |
| 芝2200m以上 | 1-5-3-41/50 | 2.0% | 18.0% | 24% | 68% |
この記事でいちばん伝えたいのがこの表です。芝1200m以下だけが勝率11.5%と、産駒全体の5.4%を2倍以上上回ります。複勝回収率も106%で、唯一プラスを確保している距離帯です。
反対に、父が勝った皐月賞・大阪杯と同じ2000m前後は勝率3〜5%台にとどまり、2200m以上になると勝率2.0%まで落ちます。父のイメージで長い距離を期待すると裏切られる、というのがこの産駒の実像です。
この「イメージと実態のズレ」がそのまま人気の盲点になります。中距離のクラシックホースの産駒がスプリント戦に出てきたら、まず疑わずに買い材料として拾いたいところです。
| 距離帯 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダ1200m以下 | 6-3-3-78/90 | 6.7% | 13.3% | 121% | 46% |
| ダ1300〜1400m | 5-6-2-44/57 | 8.8% | 22.8% | 191% | 64% |
| ダ1700〜1800m | 2-4-9-110/125 | 1.6% | 12.0% | 12% | 60% |
ダートも同じ形です。1400m以下の短距離で数字が出て、1700〜1800mになると勝率1.6%まで落ちます。芝ダを問わず「短い距離ほど走る」産駒だと覚えておけば、判断はかなり単純になります。
※ダ1300〜1400mの単勝回収率191%は、最高配当を除くと30%まで落ちます。数字ほどの信頼度はないので、単勝の狙いはダート1200m以下を軸にしたいところです。
アルアイン産駒は重馬場で走る?|稍重は不振、重で一変
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝良 | 28-46-36-409/519 | 5.4% | 21.2% | 56% | 75% |
| 芝稍重 | 5-9-4-74/92 | 5.4% | 19.6% | 25% | 48% |
| 芝重 | 4-0-1-26/31 | 12.9% | 16.1% | 78% | 56% |
| 芝不良 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
| ダ良 | 10-8-12-184/214 | 4.7% | 14.0% | 127% | 55% |
| ダ稍重 | 1-6-2-50/59 | 1.7% | 15.3% | 4% | 61% |
| ダ重 | 3-0-0-24/27 | 11.1% | 11.1% | 358% | 48% |
| ダ不良 | 1-0-0-12/13 | 7.7% | 7.7% | 24% | 14% |
稍重と重を分けると景色が変わります。芝は稍重で勝率5.4%どまりなのに、重まで悪化すると12.9%へ跳ね上がります。ダートも同じで、稍重は勝率1.7%と全く走らないのに、重では11.1%まで戻ります。中途半端に湿った馬場より、しっかり渋った馬場のほうが向くという珍しいタイプです。
ただし勝率が上がる一方で芝重の複勝率は16.1%と低いまま。3着内に手堅く来るのではなく「勝つか飛ぶか」に振れるということなので、渋った芝では単勝や馬単で仕留めにいく形が合います。
※芝重は31走、芝不良は4走、ダ重は27走、ダ不良は13走とサンプルが少なく、断定できる水準ではありません。ダ重の単勝回収率358%は最高配当を除くと18%まで落ちる見かけの数字です。勝率の上振れは頭に入れつつ、馬場だけを理由に買うのは避けてください。
アルアイン産駒の脚質|芝は前、差しは届かない
| 前走4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ(1番手) | 8-7-7-59/81 | 9.9% | 27.2% | 38% | 73% |
| 先行(2〜4番手) | 12-25-17-128/182 | 6.6% | 29.7% | 41% | 79% |
| 中団(5〜9番手) | 11-10-9-132/162 | 6.8% | 18.5% | 103% | 63% |
| 後方(10番手以下) | 2-5-4-97/108 | 1.9% | 10.2% | 14% | 81% |
芝では前走で前に付けていた馬が中心です。逃げていた馬が勝率9.9%、先行なら複勝率29.7%。一方で前走10番手以下だった馬は勝率1.9%と、後ろからでは届きません。
ただし回収率で見ると、逃げ・先行は人気になって38〜41%どまり。単勝の妙味だけなら中団の103%が上です。堅く3着内を狙うなら前、配当を取りにいくなら中団という使い分けになります。
| 前走4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5番手以内 | 10-9-8-78/105 | 9.5% | 25.7% | 146% | 73% |
| 中団(5〜9番手) | 4-3-5-93/105 | 3.8% | 11.4% | 161% | 52% |
ダートはもっとはっきりしていて、前走4角5番手以内なら勝率9.5%・単勝回収率146%。前に行ける馬を選ぶだけで数字が変わります。芝ダを通じて「前に行けること」がこの産駒の生命線です。
アルアイン産駒は距離延長で消し
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝×短縮 | 11-14-12-114/151 | 7.3% | 24.5% | 66% | 66% |
| 芝×同距離 | 20-21-16-159/216 | 9.3% | 26.4% | 80% | 91% |
| 芝×延長 | 2-12-9-145/168 | 1.2% | 13.7% | 8% | 57% |
| ダ×短縮 | 3-4-5-88/100 | 3.0% | 12.0% | 14% | 32% |
| ダ×同距離 | 9-9-8-85/111 | 8.1% | 23.4% | 233% | 95% |
| ダ×延長 | 3-1-1-54/59 | 5.1% | 8.5% | 172% | 53% |
強烈なのが芝の距離延長で、168走してわずか2勝(勝率1.2%)。単勝回収率8%は、この記事に出てくるどの条件よりも低い数字です。前走より長い芝を使ってくる産駒は、人気でも黙って切っていい水準にあります。
逆にダートで同じ距離を使ってくる馬は勝率8.1%・単勝回収率233%。最高配当を除いても109%を保つ、この産駒では数少ない安定した買い条件です。
アルアイン産駒の買い方【狙い目5選】
ここまでを踏まえ、出馬表を見た段階で判定できる買い条件を5つにまとめます。
買い① 芝1200m以下
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝1200m以下 | 15-12-14-90/131 | 11.5% | 31.3% | 114% | 106% |
本命条件です。勝率11.5%は産駒全体の2倍以上で、単勝・複勝とも回収率100%超。15勝を9頭が挙げており、1頭に依存した数字でもありません。
父アルアインは皐月賞馬なので、スプリント戦に出てくると人気が甘くなりがちです。そのズレを取りにいくのがこの条件の本質になります。
買い② 1勝クラス
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1勝クラス | 19-16-15-134/184 | 10.3% | 27.2% | 105% | 90% |
クラス別では1勝クラスが最も安定します。勝率10.3%・単勝回収率105%と、新馬(勝率3.2%)や未勝利(同4.3%)とは別物の数字です。
一度勝ち上がった産駒は素直に信頼できる、と考えておくとよさそうです。
買い③ ダートの牡馬
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート×牡馬(セン馬含む) | 11-8-11-180/210 | 5.2% | 14.3% | 170% | 57% |
ダートは性別で明確に分かれます。牡馬なら単勝回収率170%、最高配当を除いても104%を保ちます。一方で牝馬のダートは単勝回収率18%と全く走りません。
※11勝を6頭で分け合っており、頭数の分散はやや物足りません。「ダートの牡馬は買える」と広げすぎず、買い①④と重なったときに強気に出る条件として使うのが実態に合います。
買い④ ダートで前走と同じ距離
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート×同距離 | 9-9-8-85/111 | 8.1% | 23.4% | 233% | 95% |
勝率8.1%・単勝回収率233%で、最高配当を除いても109%。ダートを使い続けて距離を動かさない馬が、この産駒でいちばん計算できる形です。
短縮(勝率3.0%)でも延長(同5.1%)でもなく、同じ距離。前走の内容がそのまま出やすいタイプだと考えると腑に落ちます。
買い⑤ 福島芝
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 福島芝 | 6-6-7-51/70 | 8.6% | 27.1% | 131% | 148% |
コース別では福島芝が単複ともプラスです。勝率8.6%・複勝回収率148%。小回りで平坦、前に行った馬がそのまま残りやすい形が、この産駒の脚質と噛み合っています。
中心はやはり1200m。買い①と福島が重なったときは、いちばん強気に出ていい場面です。
アルアイン産駒のコース別成績
| コース | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 福島芝 | 6-6-7-51/70 | 8.6% | 27.1% | 131% | 148% |
| 新潟芝 | 6-8-6-56/76 | 7.9% | 26.3% | 44% | 56% |
| 中山ダート | 4-2-2-57/65 | 6.2% | 12.3% | 127% | 49% |
| 京都芝 | 3-9-6-71/89 | 3.4% | 20.2% | 76% | 56% |
| 東京芝 | 4-5-1-82/92 | 4.3% | 10.9% | 21% | 54% |
| 中山芝 | 2-12-5-79/98 | 2.0% | 19.4% | 46% | 61% |
はっきりしたローカル向きです。福島・新潟といった小回りや平坦コースで数字が出る一方、東京芝は勝率4.3%・単勝回収率21%、中山芝にいたっては勝率2.0%。広くて直線の長いコースや、急坂で我慢を求められる中山の芝では分が悪くなります。
アルアイン産駒の母父別成績|血統相性は?
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 母父ハービンジャー | 3-7-5-36/51 | 5.9% | 29.4% | 27% | 77% |
| 母父ロードカナロア | 3-5-2-40/50 | 6.0% | 20.0% | 21% | 33% |
| 母父キングカメハメハ | 6-7-8-91/112 | 5.4% | 18.8% | 19% | 56% |
母父では突出した組み合わせが見当たりません。母父ハービンジャーが複勝率29.4%とやや上向く程度で、いずれも単勝回収率は20〜30%台。
この産駒は母父よりも距離とコースで判断したほうが精度が上がります。血統表よりレース条件を見る、と割り切ってよさそうです。
アルアイン産駒は何歳が買い?
| 馬齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 16-21-19-203/259 | 6.2% | 21.6% | 41% | 69% |
| 3歳 | 30-37-27-469/563 | 5.3% | 16.7% | 78% | 57% |
| 4歳 | 5-10-8-93/116 | 4.3% | 19.8% | 132% | 93% |
仕上がりは早く、2歳から勝率6.2%・複勝率21.6%と動きます。ただし人気にもなるため単勝回収率は41%どまり。
回収率だけなら4歳が132%と最も高い数字です。勝率は4.3%と下がるので、複勝率で見れば2歳、配当込みで見れば4歳、という読み方になります。
アルアイン産駒と相性のいい騎手
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 西村淳也 | 3-0-3-8/14 | 21.4% | 42.9% | 69% | 214% |
| 戸崎圭太 | 3-4-3-5/15 | 20.0% | 66.7% | 106% | 150% |
| 松山弘平 | 3-1-0-12/16 | 18.8% | 25.0% | 102% | 54% |
| 団野大成 | 3-2-1-13/19 | 15.8% | 31.6% | 146% | 62% |
| 横山武史 | 2-2-3-12/19 | 10.5% | 36.8% | 26% | 106% |
戸崎圭太騎手が複勝率66.7%・単複とも回収率100%超と、数字の上では最も相性がよく見えます。西村淳也騎手も複勝回収率214%と目を引きます。
※アルアイン産駒はまだ頭数が限られ、騎手ごとの騎乗数は最多でも20鞍前後です。いずれも数字の振れ幅が大きいサンプルなので、騎手単体で買い条件にはせず、参考程度にとどめてください。
アルアイン産駒の人気別の信頼度|1番人気は素直に信じる
| 当日人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 19-11-6-12/48 | 39.6% | 75.0% | 92% | 96% |
| 2〜3番人気 | 14-17-19-52/102 | 13.7% | 49.0% | 59% | 81% |
| 4〜6番人気 | 11-27-16-142/196 | 5.6% | 27.6% | 70% | 75% |
| 7番人気以下 | 8-14-14-577/613 | 1.3% | 5.9% | 77% | 57% |
当日の人気は買い条件にはできませんが、この産駒の性格がよく出ています。1番人気は勝率39.6%・複勝率75.0%。4頭に3頭が3着内に来る計算で、信頼度は相当に高い部類です。
一方で7番人気以下は勝率1.3%・複勝率5.9%と、人気薄からの一発は期待しにくい構造。人気馬を素直に信じ、人気薄は買い①〜⑤に該当するときだけ狙う、というのが現実的な向き合い方です。
アルアイン産駒の消し条件
買いと同じく、出馬表の段階で見切れる「消し」をまとめます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝×延長 | 2-12-9-145/168 | 1.2% | 13.7% | 8% | 57% |
| ダ1700〜1800m | 2-4-9-110/125 | 1.6% | 12.0% | 12% | 60% |
| 芝×前走4角10番手以下 | 2-5-4-97/108 | 1.9% | 10.2% | 14% | 81% |
| 牝馬 | 18-31-26-344/419 | 4.3% | 17.9% | 30% | 74% |
最も強い消しが芝の距離延長で、勝率1.2%・単勝回収率8%。次いでダートの1700〜1800mが勝率1.6%です。この2つはどちらも「距離が長くなる方向」で、この産駒の適性の狭さを示しています。
加えて芝で前走10番手以下だった馬は勝率1.9%。届かない脚質なので、末脚に期待して買うのは避けたいところです。牝馬全体も単勝回収率30%と苦戦しており、とくにダートの牝馬は同18%まで落ちます。
アルアインのプロフィール
アルアインは2014年生まれの鹿毛、ノーザンファーム産。父:ディープインパクト、母父:Essence of Dubai。現役では20戦5勝を挙げました。
3歳春に毎日杯で重賞初制覇を果たすと、皐月賞では9番人気の低評価を覆して優勝。クラシックホースの座を射止めます。その後は勝ち切れないレースが続きましたが、5歳時の大阪杯を再び9番人気で制し、GⅠ2勝目を挙げました。オールカマー2着、京都記念2着、セントライト記念2着、マイルチャンピオンシップ3着など、幅広い条件で好走しています。
6歳から種牡馬入りし、初年度から4年連続で100頭以上の繁殖牝馬を集めました。2025年をもってシンジケートは解散しましたが、種付自体は続行するとアナウンスされています。供用地は新冠・白馬牧場です。
アルアインの血統構成
父:ディープインパクトは説明の要らない大種牡馬。母父:Essence of Dubai はエーピーインディ系で、UAEダービーなどを勝った米国の活躍馬です。
注目したいのは母系で、全弟にダービーとドバイシーマクラシックを勝ったシャフリヤールがいます。血統的な素質は疑う余地がありません。
ただし種牡馬としての産駒は、父の切れ味よりも母父側のスピードとパワーが前に出た形になっています。芝1200mやダートの短距離で数字が出るのは、この母父の影響と考えると理解しやすいところです。
代表産駒① コスモキュランダ
母父:Southern Image。2024年の弥生賞(GⅡ)を制し、皐月賞2着・セントライト記念2着とクラシック戦線で活躍した産駒の筆頭です。
2025年の有馬記念では12番人気で2着と大穴を開けました。2026年も現役を続けており、宝塚記念では8番人気ながら逃げて4着に粘っています。父自身がGⅠ2勝をいずれも9番人気で挙げたことを思えば、人気薄で一変するところまでよく似た1頭です。
通過順を見ると4角の平均は3番手前後で、逃げ・先行が持ち味。前に行けることがこの血統の強みだと、この馬が体現しています。
代表産駒② アタリダイキチ
母父:パイロ。デビュー2戦はダートを使われて結果が出ませんでしたが、芝1200mに転じてから一変し、福島芝1200mの未勝利戦を7番人気で勝ち上がりました。
その後も福島芝1200mの1勝クラスを制し、2026年5月には京都芝1200mの2勝クラスを12番人気で勝利。この記事で挙げた「芝1200m」「福島芝」「人気の盲点」をすべて満たす、この産駒の狙い方そのもののような戦績です。
ダートの中距離では走らず、芝の短距離で開花する。アルアイン産駒を見るときは、まずこの転換が起きていないかを確認したいところです。
まとめ:アルアイン産駒の買い方
- 全体は単勝回収率74%。条件を絞ってこそ価値が出る種牡馬
- 本命は芝1200m以下(勝率11.5%・複勝回収率106%)。皐月賞馬のイメージが人気の盲点になる
- 1勝クラス(単勝回収率105%)、ダートの牡馬(同170%)、ダートの同距離(同233%)、福島芝(同131%)も買い
- 芝の距離延長は勝率1.2%で最優先の消し。ダ1700〜1800mと芝の後方待機も消し
- 1番人気は複勝率75.0%と信頼度が高い。人気薄の一発は期待しにくい
覚えることは多くありません。短い距離で、前に行けて、人気になっている。この3つが揃ったアルアイン産駒は素直に信頼し、芝で距離を延ばしてくる馬は迷わず切る。それだけで馬券の精度は大きく変わります。予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV





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