このページでは、東京ダート2100mのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
東京ダート2100m戦コースの特徴
枠順による極端な有利不利はなし。
基本的には好位からのちょい差しが有利かなという舞台。
直線は500m以上ありますが、極端なハイペースにならない以上は、思いのほか追い込みは決まりません。
コーナーでは外3番分のところまでコーナーロスも許容したいところですが、可能であれば外2以内で回って来てほしい舞台でもあります。
例えばPulpitを持ち「外枠でこそ!」といった馬が外目の枠に入った場合は、このコーナーでのロスがどうなるかを吟味すべきでしょう。
東京ダート2100m各クラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
クラス | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
未勝利戦 | 2:14.5 | 2:13.5 | 2:12.0 | 2:11.9 |
1勝クラス | 2:12.9 | 2:11.5 | 2:10.6 | 2:09.9 |
2勝クラス | 2:11.8 | 2:11.4 | 2:09.4 | 2:09.4 |
3勝クラス | 2:10.5 | 2:10.1 | 2:08.5 | – |
オープン | 2:09.7 | – | 2:08.0 | – |
リステッド | 2:09.6 | 2:09.6 | 2:08.0 | 2:07.1 |
未勝利戦とオープンクラスでは勝ち時計に5秒近くの差があります。
ラップ面から能力を計る際の参考になさってください。
東京ダート2100m戦の成績上位種牡馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
キングカメハメハ | 19- 12- 10- 84/125 | 15.2% | 24.8% | 32.8% | 391% | 137% |
ディープインパクト | 9- 9- 6- 58/ 82 | 11.0% | 22.0% | 29.3% | 103% | 77% |
キズナ | 8- 7- 9- 51/ 75 | 10.7% | 20.0% | 32.0% | 138% | 89% |
クロフネ | 7- 2- 2- 33/ 44 | 15.9% | 20.5% | 25.0% | 87% | 52% |
ゴールドアリュール | 6- 6- 9- 47/ 68 | 8.8% | 17.6% | 30.9% | 64% | 134% |
キングカメハメハ産駒が断然の成績。
回収率もかなり高いだけに、今後新たな産駒が出てこないことが悔やまれます。
◆この他に注目の種牡馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
キタサンブラック | 5- 2- 3- 13/ 23 | 21.7% | 30.4% | 43.5% | 124% | 83% |
シニスターミニスター | 4- 5- 1- 26/ 36 | 11.1% | 25.0% | 27.8% | 416% | 104% |
キタサンブラックは雄大な馬体を誇り、産駒にも馬格を伝える傾向があることからダート中距離戦は有利に働くシーンは少なくありません。
これからも多くの産駒が出てくることが予測されますし、ダートの中距離戦では注目。
詳しくはキタサンブラック産駒の狙い方について書いた記事をご覧ください。
シニスターミニスター産駒はダート戦では基本的ベタ買いでもプラスになります。
老齢のため、新たな産駒は多く出てこない点が残念ですが、条件戦で発見した際には用マークです。
東京ダート2100m戦の成績上位母父馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
キングカメハメハ | 14- 18- 13- 99/144 | 9.7% | 22.2% | 31.3% | 66% | 77% |
サンデーサイレンス | 12- 3- 10- 97/122 | 9.8% | 12.3% | 20.5% | 140% | 70% |
クロフネ | 9- 10- 6- 52/ 77 | 11.7% | 24.7% | 32.5% | 139% | 91% |
シンボリクリスエス | 9- 7- 9-106/131 | 6.9% | 12.2% | 19.1% | 61% | 54% |
フレンチデピュティ | 7- 8- 4- 56/ 75 | 9.3% | 20.0% | 25.3% | 63% | 64% |
ここもキングカメハメハがトップ。
母父キングカメハメハはまだこれから数多く出てくることが予想されるので、なんでもこなすキングマンボ系ですが、この舞台では特に注目です!
東京ダート2100m戦の成績上位騎手
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ルメール | 27- 15- 12- 41/ 95 | 28.4% | 44.2% | 56.8% | 92% | 96% |
戸崎圭太 | 16- 17- 7- 73/113 | 14.2% | 29.2% | 35.4% | 69% | 68% |
田辺裕信 | 10- 7- 7- 72/ 96 | 10.4% | 17.7% | 25.0% | 83% | 61% |
菅原明良 | 9- 7- 3- 59/ 78 | 11.5% | 20.5% | 24.4% | 83% | 87% |
レーン | 8- 6- 3- 20/ 37 | 21.6% | 37.8% | 45.9% | 95% | 88% |
ルメール騎手は距離が延びれば延びるほど成績が上昇する傾向にありますが、ダート競走においては中長距離にカテゴライズされるこの舞台も得意と言ってよいでしょう。
東京ダート2100m戦の馬券のヒント
・枠順による大きな有利不利はない
・直線は長いができれば先行馬のほうが有利
・キングカメハメハの適性がかなり高い
・次世代で適性が高そうなのはキタサンブラック産駒
・ルメール騎手の成績が優秀
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