このページでは、小倉芝1200mのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
小倉芝1200m戦コースの特徴
スタートは2コーナーの奥。
そこからしばらく下り坂を駆けながら3コーナーへと入るため、基本的には前傾ラップになり、下級条件であっても3F通過が33秒台になることもザラにあります。
十分に差しも決まる舞台ですが、後ろから行く馬にとっては4コーナーでどう捌くかがカギであまりにも大外からだと届かないことも。
また夏場の開催、特に開幕週から間もないと馬場が硬いことが多く、とてつもない速い時計になることで決着することもあります。
基本的には先行有利ですが、一雨があったり、開催自体が進んで内側が痛んでくると外差しがバンバン決まるようにもなるコース形態。
1番人気の3着内率も55%と低く、穴目で速い上りを使える馬の台頭を狙うことが勝利へのヒントになるでしょう。
◆枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 26-21-30-393/470 | 5.5% | 10.0% | 16.4% | 107% | 68% |
2枠 | 24-35-26-398/483 | 5.0% | 12.2% | 17.6% | 52% | 73% |
3枠 | 23-29-42-406/500 | 4.6% | 10.4% | 18.8% | 54% | 71% |
4枠 | 24-37-24-433/518 | 4.6% | 11.8% | 16.4% | 45% | 57% |
5枠 | 38-30-32-431/531 | 7.2% | 12.8% | 18.8% | 93% | 72% |
6枠 | 29-42-42-428/541 | 5.4% | 13.1% | 20.9% | 52% | 93% |
7枠 | 68-55-42-536/701 | 9.7% | 17.5% | 23.5% | 102% | 109% |
8枠 | 55-38-49-577/719 | 7.6% | 12.9% | 19.7% | 83% | 85% |
小倉芝1200m各クラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
クラス | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
新馬戦 | 1:09.4 | 1:09.7 | 1:10.0 | 1:10.7 |
未勝利戦 | 1:08.5 | 1:09.3 | 1:09.7 | 1:10.7 |
1勝クラス | 1:08.2 | 1:09.2 | 1:09.6 | – |
2勝クラス | 1:07.7 | 1:08.3 | 1:09.1 | – |
3勝クラス | 1:07.6 | 1:08.6 | 1:08.4 | – |
オープン | 1:08.6 | 1:08.4 | – | 1:10.8 |
★重賞過去10年成績
レース名 | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
小倉2歳S | 1:08.4 | 1:08.9 | 1:10.0 | – |
北九州記念 | 1:07.5 | 1:08.0 | – | – |
小倉芝1200m戦の成績上位種牡馬
父 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロードカナロア | 33-29-15-231/308 | 10.7% | 20.1% | 25.0% | 125% | 75% |
ダイワメジャー | 22-14-14-146/196 | 11.2% | 18.4% | 25.5% | 142% | 89% |
ビッグアーサー | 12-10-9-87/118 | 10.2% | 18.6% | 26.3% | 86% | 68% |
モーリス | 8-7-7-95/117 | 6.8% | 12.8% | 18.8% | 94% | 71% |
キズナ | 7-5-5-94/111 | 6.3% | 10.8% | 15.3% | 36% | 51% |
集計期間内ではロードカナロア産駒がトップ。
重賞の北九州記念では、ボンボヤージがかつて大穴を演出。
CBC賞が小倉で行われた際にはファストフォースが当時のレコードを更新と適性の高い舞台と言えます。
ダイワメジャー産駒は、種牡馬のみならず母父成績も優秀。
サンデー系の中でも短距離指向の強い種牡馬ではありますが、この小倉の1200mの舞台も適性の高い舞台と言えます。
他はローカル短距離芝では活躍のサクラバクシンオーの系譜であるビッグアーサー。
モーリス産駒、キズナ産駒と続いていきます。
また、なかなかお目にかかれませんが、トーセンラー産駒の成績も優秀。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
トーセンラー | 6-3-5-24/38 | 15.8% | 23.7% | 36.8% | 137% | 146% |
前傾ラップに耐えうるタフさを産駒に伝えているのかなと考察しています。
小倉芝1200m戦の成績上位母父馬
父 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 13-13-11-134/171 | 7.6% | 15.2% | 21.6% | 132% | 65% |
キングカメハメハ | 12-12-11-134/169 | 7.1% | 14.2% | 20.7% | 96% | 100% |
ダイワメジャー | 11-10-6-75/102 | 10.8% | 20.6% | 26.5% | 89% | 89% |
クロフネ | 11-4-9-92/116 | 9.5% | 12.9% | 20.7% | 151% | 86% |
サクラバクシンオー | 10-9-7-102/128 | 7.8% | 14.8% | 20.3% | 97% | 80% |
上位混戦で、種牡馬成績や血統構成全体を重視したいところ。
キングマンボ系の血統を持つ馬の好走には注目したいところです。
種牡馬成績の項目でも挙げましたが、ダイワメジャーの血を持つ馬はこの舞台への適性が高いことが多く、サクラバクシンオーもビッグアーサーを経由して同様のことが言えます。
小倉芝1200m戦の成績上位騎手
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
西村淳也 | 18-5-11-112/146 | 12.3% | 15.8% | 23.3% | 93% | 76% |
松山弘平 | 16-9-5-62/92 | 17.4% | 27.2% | 32.6% | 94% | 68% |
幸英明 | 15-10-13-104/142 | 10.6% | 17.6% | 26.8% | 178% | 96% |
松若風馬 | 13-1-5-79/98 | 13.3% | 14.3% | 19.4% | 154% | 62% |
鮫島克駿 | 12-16-8-86/122 | 9.8% | 23.0% | 29.5% | 138% | 96% |
数では西村淳也騎手ですが、安定度であれば松山弘平騎手の方が上かなという印象になります。
また、この上位トップ5には記載がありませんが、集計期間内では川田将雅騎手の成績がお化け。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
川田将雅 | 10-4-2-8/24 | 41.7% | 58.3% | 66.7% | 166% | 112% |
夏場は中京で騎乗することの多い川田騎手ですが、小倉騎乗の際も要注目です。
小倉芝1200m戦の馬券のヒント
・基本的に前傾ラップで先行争いは熾烈
・開催後半は外差し傾向が強め
・ロードカナロア産駒の得意舞台
・種牡馬&母父ともにダイワメジャー持ちが好成績
・安定度なら松山弘平騎手
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