東京芝1800mは直線が長くても前残り?|傾向・血統・枠順データ

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東京競馬場




結論:東京芝1800mは「前が残る」コース

  • 4角先頭の勝率21.1%は東京の芝で最も高い部類(芝1600mは12.0%)
  • 4角で先頭に立った馬は勝率21.2%・単勝回収率236%で、人気は中央値6番人気
  • 4角10番手以下は複勝率7.5%で、525.9mの直線でも届かない
  • 出馬表で見るのは前走先行(2〜4番手)の勝率11.0%・複勝率31.5%
  • 前走から距離を変えていない馬は勝率9.2%・複勝率26.9%で最も安定
今週の厳選該当馬(S・Aランク)をnoteで公開中

東京芝1800mのコースの特徴|2コーナー手前のポケット発走

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・JRA平地
項目数値
1周(Aコース)2,083.1m
直線525.9m(新潟外回りに次ぐ長さ)
高低差2.7m
スタート2コーナー手前のポケット/最初のコーナーまで約150m
平均頭数13.0頭
平均勝ちタイム1:47.1
勝ち馬の平均上り3F33.8秒
4角先頭の勝率21.1%

スタートは2コーナーの手前に設けられたポケットで、最初のコーナーまで約150mしかありません。

ただしこの2コーナーは緩いカーブで、抜けたあとに長い向正面が続きます。

コーナーはすぐに来るのに、そこから息を入れられる区間が長い、という独特の形です。

3〜4コーナーは下りながら加速し、直線に入って残り450m付近から2mほどの上り坂を迎えます。

坂を上りきってからゴールまでがまだ長いので、そこで脚が上がった馬は一気に止まります。

勝ち馬の平均上り3Fは33.8秒で、時計そのものは速い部類です。

それでいて4角先頭の勝率は21.1%あり、東京の芝では最も高い部類になります。

平均13.0頭と頭数が揃いにくいことも、隊列が落ち着きやすくなる方向に働いているのかなと。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・JRA平地
条件着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
全体181-180-179-1781/23217.8%15.6%23.3%64%65%

コース全体の単勝回収率は64%、複勝回収率は65%です。

1番人気が勝率38.9%・複勝率71.7%と順当に決まる一方で、単勝回収率は84%にとどまります。

本命サイドが堅く収まりやすいので、条件を絞らないと妙味が出にくいコースという整理になります。

本記事の回収率の見方

単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。

そこで本記事では、目立つ数字について「最も高い配当を1走ぶん除いた回収率」も併せて確認しています。

1本の大穴に支えられているだけの数字は、そのまま載せたうえでその旨を注記しています。

東京芝1800mの枠順は有利不利がほとんどない

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・枠番別
着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1〜2枠30-42-34-378/4846.2%21.9%74%69%
3〜4枠47-34-36-412/5298.9%22.1%60%53%
5〜6枠39-52-55-460/6066.4%24.1%52%66%
7〜8枠65-52-54-531/7029.3%24.4%71%69%

最初のコーナーまで約150mしかないので、内枠が有利に見えるコース形です。

ところが数字はそうなっていません。

勝率でいちばん高いのは7〜8枠の9.3%で、1〜2枠の6.2%はむしろ下です。

回収率でも1〜2枠74%、7〜8枠71%とほぼ並びます。

枠による有利不利はほとんど無い、というのがこのコースの答えになります。

2コーナーが緩く、抜けたあとに長い向正面が続くので、外枠でも位置を取り直す時間があります。

一方で「内枠有利」というイメージのほうは残っているので、内を引いた馬は少しだけ買われやすくなります。

そのぶんが1〜2枠の勝率の低さと釣り合っていない、という見方ができます。

枠そのものを見て評価を動かす必要はないコース、と割り切ってしまってよさそうです。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・2勝クラス×枠
条件着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
2勝クラス23-21-22-157/22310.3%29.6%151%97%
2勝クラス×5〜8枠17-11-14-93/13512.6%31.1%202%113%
2勝クラス×1〜4枠6-10-8-64/886.8%27.3%72%72%

ただし、クラスを絞ると枠の見え方が変わってきます。

2勝クラスに限ると単勝回収率151%で、5〜8枠だけを取ると202%・複勝回収率113%まで伸びます。

同じ2勝クラスでも1〜4枠は単勝回収率72%ですから、ここだけは枠で中身がはっきり分かれます。

このクラスは集計期間中すべて13頭以下で行われているので、外を引いても致命的なロスになりません。

むしろ包まれずに位置を取りにいける、という読みができます。

※東京の芝1600mのように内枠だけが跳ねる構造にはなっていません。

※2勝クラスの151%は最高配当を1本除いても113%を保ちます。

※5〜8枠の202%も除外後139%、複勝回収率113%も除外後101%です。

※1〜4枠の72%は1本の高配当がほぼすべてで、除外すると23%まで落ちます。

東京芝1800mの脚質は4角先頭が勝率21.2%|差しは届かない

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・4コーナー通過順別
4角着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
4角1番手(逃げ)38-31-17-93/17921.2%48.0%236%193%
4角2〜4番手77-67-65-429/63812.1%32.8%97%80%
4角5〜9番手49-69-79-670/8675.7%22.7%23%56%
4角10番手以下17-13-18-589/6372.7%7.5%40%25%

この表で使っているのは4コーナーの通過順で、レースが終わるまで確定しない数字です。

出馬表の段階では分かりませんが、このコースがどういう競馬で決まっているかはよく見えます。

4角で先頭に立った馬が勝率21.2%・複勝率48.0%で、これは全体の勝率7.8%の3倍近くになります。

しかも単勝回収率236%・複勝回収率193%と、走っているうえに配当まで残ります。

4角を先頭で回る馬の人気は中央値で6番人気ですから、そもそも期待されていない馬が前に行っているということです。

直線が長いので最後に捕まる、という見立てが強すぎるのかなと。

一方で4角10番手以下だった馬は勝率2.7%・複勝率7.5%しかありません。

525.9mの直線をもってしても、後ろからでは間に合わないケースが多いコースです。

※4角1番手の236%は、最高配当を1本除いても197%を保ちます。

※複勝回収率193%も除外後178%で、1本の大穴に支えられた数字ではありません。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・前走の4コーナー通過順別
前走4角着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走逃げ(1番手)10-10-11-87/1188.5%26.3%29%47%
前走先行(2〜4番手)54-48-52-335/48911.0%31.5%82%78%
前走中団(5〜9番手)51-65-49-500/6657.7%24.8%52%60%
前走後方(10番手以下)27-20-31-448/5265.1%14.8%85%61%

こちらは前走の4コーナー通過順なので、出馬表と競馬新聞の段階で確認できます。

前で運べていた馬ほど好走率が高く、後ろからの馬は複勝率が落ちます。

ただし「前走で逃げていた馬を買えばよい」とはなりません。

前走で逃げていた馬がこのコースでも4角先頭に立てたのは、およそ3割にとどまります。

相手が変われば同じようにハナを切れるとは限らないので、前走の逃げがそのまま再現される保証はないという感じです。

単勝回収率も29%と沈むので、前走の逃げは加点材料になりません。

見たいのは前走先行(2〜4番手)の勝率11.0%・複勝率31.5%のほうで、こちらは安定して好走率が上がります。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・前走の4コーナー通過順×枠
条件着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走逃げ(1番手)×1〜2枠3-3-0-15/2114.3%28.6%36%49%
前走逃げ(1番手)×3〜6枠4-5-7-45/616.6%26.2%21%52%
前走逃げ(1番手)×7〜8枠3-2-4-27/368.3%25.0%40%37%
前走先行(2〜4番手)×1〜2枠8-13-11-70/1027.8%31.4%60%95%
前走先行(2〜4番手)×3〜6枠23-23-25-156/22710.1%31.3%78%69%
前走先行(2〜4番手)×7〜8枠23-12-16-109/16014.4%31.9%102%80%
前走中団(5〜9番手)×1〜2枠6-19-13-96/1344.5%28.4%35%61%
前走中団(5〜9番手)×3〜6枠28-29-24-255/3368.3%24.1%35%56%
前走中団(5〜9番手)×7〜8枠17-17-12-149/1958.7%23.6%93%66%
前走後方(10番手以下)×1〜2枠7-3-6-96/1126.2%14.3%189%89%
前走後方(10番手以下)×3〜6枠11-10-15-222/2584.3%14.0%63%42%
前走後方(10番手以下)×7〜8枠9-7-10-130/1565.8%16.7%46%71%

前走で前にいた馬は、どの枠に入っても複勝率25〜32%を保ちます。

とくに前走先行×7〜8枠は勝率14.4%・単勝回収率102%と、外枠でまったく割引が要りません。

枠の項で見たとおり、このコースは外を引いたからといって位置が取れなくなるわけではないということです。

一方で前走後方だった馬は、どの枠でも複勝率14〜17%止まりです。

1〜2枠の単勝回収率189%だけが目を引きますが、こちらは中身が薄いので注記のとおり参考程度になります。

外から差すより、前走の時点で前に付けられていたかどうかを先に見たいところです。

※前走で逃げていた馬はどの枠も21〜61走とサンプルが薄いので、参考値として見てください。

※前走後方×1〜2枠の189%は最高配当を1本除くと102%で、勝ち星も6頭にとどまります。

※評価を大きく動かせる数字ではないという判断です。

東京芝1800mの上がりの傾向|33秒台前半が勝ち負けの線

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・上り3F別
上り3F着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
33.4秒以内39-36-32-124/23116.9%46.3%161%125%
33.5〜34.4秒118-108-100-610/93612.6%34.8%103%93%
34.5秒以上24-36-47-1047/11542.1%9.3%14%29%

上がりが34.5秒以上かかった馬は勝率2.1%で、この時計になった時点で勝負になっていません。

速い脚が要らないコースという意味ではなく、前で運びながら33秒台の脚も使う、という両立が求められます。

そこが「逃げても残るのに、差しは届かない」という一見ちぐはぐな数字の正体なのかなと。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・前走の上がり3F順位別
前走上がり着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走上がり1位29-32-31-135/22712.8%40.5%44%82%
前走上がり2〜3位57-50-36-297/44013.0%32.5%51%66%
前走上がり4〜6位34-35-44-426/5396.3%21.0%108%58%
前走上がり7位以下22-26-31-512/5913.7%13.4%54%59%

前走の上がり順位は、勝率と回収率がきれいに逆を向きます。

上がり上位ほど走るけれど、上がり上位ほど配当は残らない、という形です。

決め手があるという分かりやすい看板は、その時点で人気に織り込まれてしまうのかなと。

妙味が残っているのはその一枚下、前走の上がりが4〜6位だった層のほうです。

勝率6.3%と派手ではありませんが、単勝回収率は108%になります。

ここに前走から距離を変えていないという条件を重ねると、単勝回収率173%まで伸びます。

この層は前走で4番手以内にいた割合が上がり上位の組より一回り高く、脚を余らせずに前で運んだ馬が多く含まれやすいところがあります。

前が残るこのコースとは、そこが噛み合っているのかなと。

なお当日の上がり3Fはレースが終わるまで確定しないので、出馬表の段階では前走の順位を代わりのものさしにします。

※前走上がり4〜6位の108%は、最高配当を1本除くと90%まで下がります。

※前走から同距離に絞った173%は除外後も127%を保ち、勝ち星は16頭に分かれています。

※13頭以下の一戦に絞った場合も単勝回収率164%・除外後127%で、こちらは勝ち星が18頭です。

※前走の上がり順位は競馬新聞で確認できるので、判定に迷うことはありません。

東京芝1800mで買える種牡馬|ドゥラメンテが勝ち星15勝でトップ

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・勝ち星上位5頭
種牡馬着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
父:ドゥラメンテ15-12-8-76/11113.5%31.5%116%88%
父:エピファネイア14-18-12-97/1419.9%31.2%25%63%
父:キズナ12-12-13-51/8813.6%42.0%64%95%
父:レイデオロ11-7-4-44/6616.7%33.3%87%77%
父:モーリス9-9-6-47/7112.7%33.8%45%89%

勝ち星の多い順に並べると、ドゥラメンテ産駒が15勝で先頭に立ちます。

勝率13.5%・複勝率31.5%はいずれもコース全体(勝率7.8%・複勝率23.3%)を大きく上回ります。

父:キングカメハメハ、母父:サンデーサイレンスという構成で、前に付けてそのまま押し切れる産駒が出やすいのが、この舞台に向く理由なのかなと。

出走数トップはエピファネイア産駒ですが、こちらは単勝回収率25%と妙味の面では厳しくなります。

複勝率42.0%で最上位なのはキズナ産駒で、複勝回収率も95%とほぼ元が取れる水準です。

勝ち切るより崩れないタイプなので、複勝やワイド、3連系の軸に向きます。

勝率16.7%で最も高いのはレイデオロ産駒ですが、こちらは66走とまだサンプルが薄いところです。

モーリス産駒も複勝率33.8%・複勝回収率89%で、軸としての使い勝手は悪くありません。

※ドゥラメンテ産駒の単勝回収率116%は、最高配当を1本除くと69%まで下がります。

※見どころは回収率よりも、勝率の高さと勝ち星が11頭に分かれている広がりのほうかなと。

※同じ9勝でトップ5に一歩届かなかったロードカナロア産駒は、複勝率39.7%・複勝回収率121%です。

※こちらもキズナ産駒と同じく、複勝やワイド、3連系の軸で使うほうが噛み合います。

※一方でゴールドシップ産駒は勝率4.2%・複勝率17.9%と、現時点ではこの舞台での数字が出ていません。

東京芝1800mの母父はマンハッタンカフェが目を引く

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・勝ち星上位5頭
母父着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
母父:ディープインパクト15-12-15-129/1718.8%24.6%47%66%
母父:キングカメハメハ9-19-13-102/1436.3%28.7%23%55%
母父:マンハッタンカフェ9-3-3-27/4221.4%35.7%234%105%
母父:ステイゴールド8-5-1-42/5614.3%25.0%239%87%
母父:ハーツクライ6-5-4-47/629.7%24.2%66%47%

母父はディープインパクトとキングカメハメハが数の上位ですが、どちらも単勝回収率は50%を割ります。

母系のブランドがそのまま人気に乗るぶん、妙味という面では厳しくなります。

目を引くのは母父マンハッタンカフェの勝率21.4%で、9勝が9頭に分かれている点も好材料です。

ただし42走とサンプルが薄いので、現時点では血統の背景として押さえる程度にとどめます。

母父ステイゴールドも勝率14.3%と走っていますが、単勝回収率239%のほうは1頭の高配当に寄った数字です。

※母父マンハッタンカフェの234%は、最高配当を1本除くと147%を保ちます。

※母父ステイゴールドの239%は同66%まで落ちるので、こちらは1本依存です。

※勝ち星6勝で表には入りませんが、母父ルーラーシップが37走で複勝率45.9%と好成績です。

※サンプルがさらに集まり次第、更新のたびに追いかけていきたいところです。

東京芝1800mは前走東京芝組が中心|前走ダートは奮わない

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・前走の舞台別
前走着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走も東京芝1800m31-27-24-172/25412.2%32.3%97%66%
前走東京芝57-49-40-418/56410.1%25.9%77%57%
前走中山芝33-33-45-330/4417.5%25.2%45%60%
前走関西芝17-11-15-141/1849.2%23.4%69%67%
前走ローカル芝33-44-34-356/4677.1%23.8%84%76%
前走ダート2-6-9-130/1471.4%11.6%51%64%

同じコースを使ってきた馬が勝率12.2%と、いちばん信頼できます。

スタートしてすぐコーナーに入る形に慣れが要るので、コース経験がそのまま加点になるのかなと。

前走ダートからの芝替わりは複勝率11.6%で、人気がなくても手は出しづらいところです。

※前走も東京芝1800mの97%は、最高配当を1本除くと59%まで下がります。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・距離変更別
距離変更着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
距離短縮40-46-46-432/5647.1%23.4%47%72%
同距離66-61-66-524/7179.2%26.9%80%67%
距離延長36-36-32-421/5256.9%19.8%73%54%

前走と同じ距離で使ってきた馬がいちばん安定します。

距離短縮は単勝回収率47%で、短縮ローテそのものに妙味はありません。

上がりの項で見た「前走上がり4〜6位×同距離」が伸びたのも、ここが効いているのかなと。

追走に無理がない形でこそ前に付けられる、という理解でよさそうです。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・レース間隔別
間隔着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
連闘〜中2週23-20-22-361/4265.4%15.3%110%44%
中3〜5週36-31-48-325/4408.2%26.1%61%61%
中6週〜3か月55-64-54-443/6168.9%28.1%43%74%
3か月超28-28-20-248/3248.6%23.5%68%80%

間隔を空けた馬でも成績が落ちないのが、このコースの特徴のひとつです。

3か月超の休み明けでも勝率8.6%あり、叩き台という扱いは要りません。

いちばん詰まった連闘〜中2週だけ複勝率15.3%と落ちます。

※連闘〜中2週の単勝回収率110%は、最高配当を1本除くと87%です。

東京芝1800mの性別|牝馬も前走先行なら牡馬と変わらない

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・性別
性別着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
牡馬(セン馬含む)113-96-101-949/12599.0%24.6%74%70%
牝馬68-84-78-832/10626.4%21.7%53%59%
牡馬(セン馬含む)×前走先行(2〜4番手)29-23-29-181/26211.1%30.9%84%81%
牝馬×前走先行(2〜4番手)25-25-23-154/22711.0%32.2%79%75%

全体では牡馬が勝率9.0%、牝馬が6.4%で、牡馬のほうがやや優勢です。

坂を上りきってからゴールまでが長いぶん、最後にもう一度押し上げる力が要ります。

そこが牡馬に振れる理由なのかなと。

ただし、この差は牝馬そのものの問題ではなさそうです。

前走で先行できていた馬に絞ると、牝馬は勝率11.0%・複勝率32.2%まで上がります。

同じ条件の牡馬が勝率11.1%・複勝率30.9%ですから、ほとんど並びます。

牝馬全体の数字が沈むのは、後ろから運ぶ馬の割合が高いからで、位置を取れる牝馬まで割り引く必要はありません。

牝馬を評価するときは性別より先に、前走でどこにいたかを見たいところです。

※牝馬限定戦だけを取り出しても勝率6.7%・単勝回収率62%で、相手が牝馬同士でも景色は大きく変わりません。

※牝馬×前走先行の単勝回収率79%は、最高配当を1本除くと60%です。

※回収率で妙味が出る形ではなく、複勝やワイド、3連系の軸として扱う形になります。

東京芝1800mの年齢別成績|4歳が勝率10.2%で最上位

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・年齢別
年齢着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
2歳54-54-54-475/6378.5%25.4%61%66%
3歳69-69-67-698/9037.6%22.7%44%53%
4歳40-37-38-276/39110.2%29.4%94%78%
5歳12-12-12-204/2405.0%15.0%71%60%
6歳以上6-8-8-128/1504.0%14.7%110%101%
4歳×同距離19-14-16-109/15812.0%31.0%172%80%

4歳が勝率10.2%・複勝率29.4%で頭ひとつ抜けます。

ここに前走から距離を変えていないという条件を重ねると、単勝回収率172%まで伸びます。

距離変更の項と同じ話で、追走に無理がないローテの4歳がこのコースでは最も走る形になります。

一方で5歳が勝率5.0%、6歳以上が4.0%と落ちるので、ピークを過ぎた馬にはそのまま厳しく出ます。

2歳が勝率8.5%・複勝率25.4%と全体を上回るのは、この距離の2歳戦が新馬・未勝利中心で、頭数も揃いにくいからなのかなと。

※4歳×同距離の172%は最高配当を1本除いても119%を保ち、勝ち星は16頭に分かれています。

※6歳以上の単勝回収率110%は、最高配当を1本除くと63%まで下がります。

※複勝回収率101%も除外後86%で、こちらも1本に寄った数字です。

東京芝1800mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・1着馬の平均タイム
クラス稍重
新馬1:48.71:49.9
未勝利1:47.61:48.21:49.7
1勝クラス1:46.51:46.4
2勝クラス1:46.31:47.3
3勝クラス1:45.71:45.1
リステッド1:46.3
オープン特別1:46.4
G31:45.91:44.7
G21:45.6

新馬から1勝クラスまでで、ざっと2秒縮まります。

上級条件は1分45〜46秒台で決着すると覚えておけば十分です。

良馬場と稍重の差は、未勝利でも2勝クラスでもおよそ1秒以内におさまっています。

※集計期間中に不良馬場の施行はなく、重も1鞍だけです。

※稍重と重のマスは参考値として見てください。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・馬場状態別
馬場着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
161-160-159-1590/20707.8%23.2%64%64%
稍重19-19-19-187/2447.8%23.4%67%73%
1-1-1-4/714.3%42.9%30%33%
不良0-0-0-0/0

良と稍重で成績がほとんど動きません。

雨が残った程度なら、時計の前提も見方も変える必要はなさそうです。

重は7走、不良は施行がないので、道悪が深くなったときの傾向はまだ語れません。

※重・不良のデータがたまり次第、更新の際に触れていきたいと思います。

東京芝1800mの騎手成績|ルメール騎手の勝率33.0%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・勝ち星上位
騎手着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
ルメール32-20-16-29/9733.0%70.1%90%89%
戸崎圭太21-22-12-49/10420.2%52.9%74%98%
横山武史13-14-11-55/9314.0%40.9%98%98%
レーン11-7-3-12/3333.3%63.6%78%85%
津村明秀10-7-5-71/9310.8%23.7%100%60%

ルメール騎手が勝率33.0%・複勝率70.1%と別格です。

ただし単勝回収率90%・複勝回収率89%で、信頼度は圧倒的でも妙味はありません。

買い目の中心に据えるというより、切りにくい1頭として扱うのが実際の使い方になります。

戸崎圭太騎手と横山武史騎手は複勝回収率98%で、軸としての安定感があります。

津村明秀騎手だけが勝率10.8%と控えめなまま単勝回収率100%に届いており、人気薄で持ってくる場面があります。

※レーン騎手は33鞍とサンプル少なめですが、短期免許での騎乗が集中する時期は無視できません。

※津村騎手の100%は最高配当を1本除くと68%まで下がります。

東京芝1800mの人気別信頼度|1番人気の複勝率71.7%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・当日人気別
人気着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気70-42-17-51/18038.9%71.7%84%86%
2〜3番人気65-66-63-166/36018.1%53.9%80%87%
4〜6番人気30-45-65-398/5385.6%26.0%63%74%
7番人気以下16-27-34-1166/12431.3%6.2%58%51%

この表の人気は当日のオッズで決まるので、出馬表の段階では確定しません。

1番人気をどこまで信頼できるかを確認するための参考情報として見てください。

1番人気の勝率38.9%は全国の芝コースでも高い水準で、頭数が揃わないぶん堅く収まります。

そのぶん妙味を出すなら2〜3着に何を置くかが勝負どころになります。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m・前走人気×頭数
条件着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走4〜6番人気32-32-45-338/4477.2%24.4%83%77%
前走4〜6番人気×13頭以下19-17-23-141/2009.5%29.5%130%93%
前走4〜6番人気×14頭以上13-15-22-197/2475.3%20.2%45%63%

出馬表の段階で使えるのは、当日の人気ではなく前走の人気のほうです。

前走で4〜6番人気だった馬は、勝ち切るところまでは期待されていなかった層になります。

ベースの単勝回収率83%は平凡ですが、13頭以下の一戦に絞ると130%まで上がります。

逆に14頭以上だと45%まで落ちるので、頭数で景色が変わります。

このコースの平均頭数は13.0頭なので、13頭以下はいわば「平均並みか、それより締まった組」です。

頭数が揃わないほど隊列が落ち着き、前走で人気を集めきれなかった馬でも位置を取り直せます。

裏を返すと、多頭数になると外を回されて前走の評価どおりに終わるということなのかなと。

※13頭以下の130%は最高配当を1本除いても107%を保ちます。

※勝ち星は19頭に散らばっており、特定の馬に頼った数字ではありません。

※複勝回収率93%なので、単勝より複勝やワイド、3連系の軸として使うほうが安定します。

東京芝1800mの消し条件

出馬表の段階で判定できる「消し」をまとめます。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1800m
条件着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走後方(10番手以下)×前走上がり7位以下3-1-4-148/1561.9%5.1%80%52%
未勝利×前走7着以下4-14-14-372/4041.0%7.9%31%33%
前走7番人気以下20-27-38-764/8492.4%10.0%58%47%
前走ダート2-6-9-130/1471.4%11.6%51%64%
14頭以上×前走7着以下15-17-19-497/5482.7%9.3%47%45%
5歳以上18-20-20-332/3904.6%14.9%86%76%

最も強い消しは前走で後方のまま上がりも7位以下だった馬で、複勝率5.1%です。

位置も取れず脚も使えなかった、という前走の内容は、このコースでは巻き返しにつながりません。

未勝利戦での前走大敗は勝率1.0%で、まだ勝ち上がっていない馬の大敗は、そのまま力量差であることが多いのかなと。

前走ダートからの芝替わりも複勝率11.6%で、上がりの速さを問われる舞台とは噛み合いません。

そして14頭以上の一戦に出てきた前走大敗馬は複勝率9.3%です。

同じ前走大敗でも、頭数が締まっているかどうかで扱いを変えたいところです。

クラスでも扱いが変わります。

1〜3勝クラスに出てきた前走7着以下は勝率5.1%と全体を下回るのに、単勝回収率だけが135%と逆に上がります。

勝ち馬の人気を並べると中央値は5番人気で、人気薄が突っ込んでくる形です。

一度勝ち上がった馬なら大敗にも展開や馬場の影響が絡みやすく、そこが人気に反映されきらないのかなと。

前走大敗というだけで一律に切ると、この形まで一緒に消してしまうことになります。

※1〜3勝クラス×前走7着以下の135%は最高配当を1本除いても111%を保ち、勝ち星は18頭に分かれています。

※ただし複勝回収率57%なので、複勝で拾いにいく形ではありません。

※5歳以上の単勝回収率86%は、最高配当を1本除くと66%まで下がります。

※たまの一撃はありますが、狙って拾える条件ではありません。

まとめ:東京芝1800mは前走で前に付けられていた馬から見る

東京芝1800mはこういうコース

  • コース全体は単勝回収率64%・複勝回収率65%で、1番人気が堅く収まります
  • 4角先頭の勝率21.1%と東京の芝では最も高い部類のコースです
  • 4角で先頭に立った馬は勝率21.2%・単勝回収率236%で、走るうえに配当も残ります
  • 逆に4角10番手以下からの巻き返しは複勝率7.5%にとどまります
  • 通過順は出馬表では分からないので、前走で前に付けられていたかを先に見ます
  • 前走先行(2〜4番手)は勝率11.0%・複勝率31.5%で、7〜8枠でも単勝回収率102%です
  • 枠による有利不利はほとんど無く、7〜8枠でも勝率9.3%あります
  • もうひとつの着眼点は前走から距離を変えていないことです
  • 同距離は勝率9.2%・複勝率26.9%で、距離短縮は単勝回収率47%まで落ちます
  • 前走の上がりは3位以内より4〜6位の層に妙味が残ります
  • 牝馬も前走先行なら勝率11.0%で、牡馬の11.1%とほぼ並びます
  • 種牡馬はドゥラメンテ(勝率13.5%)とキズナ(複勝率42.0%)が二枚看板です
  • 前走ダート・前走7番人気以下・未勝利での前走大敗・5歳以上は割引です

直線が長いから差しが決まる、というイメージのままだと後ろからの馬を買ってしまいがちなコースです。

実際には4角10番手以下から3着以内に入るのは1割にも届きません。

確認するのは前走で前に付けられていたことと、前走から距離を変えていないことの2つです。

ここを先に見るようにするだけで、検討する馬はかなり絞れます。

データは開催のたびに動くので、傾向に変化があればそのつど更新していきます。

予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.10.7〜2026.6.21、東京芝1800m・JRA平地)

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